COLUMN

インドアゴルフコラム

2026.06.28

トラックマンでバンカー脱出練習

バンカーショットを「再現性のある技術」へ:エクスプロージョンの物理的アプローチ

バンカーショットは、他のショットと異なり「ボールを直接打たない」という特殊な技術が求められます。多くのゴルファーが感覚に頼ってミスを重ねる中、データや科学的視点を重視するプレーヤーにとって、バンカーは「爆発力(エクスプロージョン)」を制御する物理的な作業です。

ここでは、再現性を高めるためのバンカーショットのポイントを整理しました。


1. 「砂を打つ」という物理的な仕組み

バンカーではフェースでボールを打つのではなく、砂の爆発力でボールを運ぶという意識が不可欠です。

  • フェースを開く(バウンスの活用):フェースを大きく開くことでクラブの底(バウンス)が砂の上を滑りやすくなります。これにより、砂に刺さるミスを防ぎます。
  • インパクトポイント:ボールの約2〜5cm手前の砂を叩くイメージです。ヘッドが砂の中に「入り、そして抜けていく」一連の動作を一定に保つことが重要です。

2. 「入射角」を安定させるスタンス

バンカーショットにおいて、スイングの最下点を一定に保つことは、入射角の安定に直結します。

  • 重心を低く固定:膝を深く曲げ、重心を下げます。頭の位置を動かさないよう下半身を砂にしっかり安定させましょう。
  • 左足体重のキープ:スタンスをオープンにし、体重を左足に多めに配分します。体重移動を極力抑えることで入射角が急になりすぎず、適量の砂を取ることができます。

3. 「フォロースルー」で加速し続ける

バンカーショットで最も多いミスは、インパクト直前でスイングが緩んでしまうことです。

  • 加速の維持:インパクトで減速すると砂の抵抗に負けてしまいます。ボールの先までヘッドを振り抜く意識を持ちましょう。
  • 距離感の調整:距離は振り幅だけで決めるのではなく、「砂をどれだけ深く取るか」「フォローの大きさ」の組み合わせで調整するのが上級者の技術です。

練習のヒント:室内シミュレーターを活用したスキルアップ

室内環境でも、以下の視点で練習を行うことでバンカーの感覚を研ぎ澄ますことができます。

  • マットでのフェース操作ドリル:フェースを開き、ボールを高く上げる感覚を養う。
  • 入射角(アタックアングル)の確認:極端な打ち込みや払い打ちになっていないか、データを客観的にチェック。
  • イメージトレーニング:練習のたびに「砂を1cm取るのか、3cm取るのか」という視覚的イメージを変え、状況に応じた操作能力を養う。

「自分はこの状況で成功できるか?」という自問自答をルーティンに加え、データに基づいた判断をすることで、バンカーでの大叩きは劇的に減ります。練習場での小さな積み重ねが、コースでの安定感を生み出します。

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